イギリスでも、黙っていられません

海外駐在妻の、世界へ向けたひとりごと

2019-01-01から1年間の記事一覧

日本で英語の先生を探した話 3 先生の授業 スピーキング編

※登場人物は仮名です。 これまでの話はこちら↓ norevocationnoyo.hatenablog.com norevocationnoyo.hatenablog.com ジョンの人柄をすっかり気に入った私は、 ジョンの英語教室の無料体験に行った。 授業はとても興味深いもので、私は迷うことなく入会届を提…

チャーリーのカフェ&バー ハロウィンパーティー

※登場人物は仮名です。 今年のハロウィンは日本のにいた。 私の地元のチャーリーのカフェ&バーが助っ人を募集していたので、そこでボランティアとして馬車馬のように働いた。 被災者への配慮もあり仮装も自粛傾向にあるという今年のハロウィン。 しかし、木…

日本で英語の先生を探した話 2 先生の、ここが好き

※登場人物は仮名です。 前回の話はこちら↓ norevocationnoyo.hatenablog.com ※登場人物は仮名です。 新しい英会話教室探しを始めて1か月が経った。 英会話教室の質だけでなく、私の気難しさが英会話教室探しを妨害しているのかもしれない…とあきらめかけつつ…

日本での英会話教室探し 1 私が求める英語の先生の条件

3年前、主人と海外渡航することを決めた当時、私は事前に英語を勉強したいと思い、地元(中部地方の田舎)で英語の先生を探した。 過去の英語教室選びの際、私は失敗をしていた。 子どものころ通っていた英語教室が大人の教室を開いていたので、 馴染みがある…

大学入試英語成績提供システム、惜しいと思う…

名門ケンブリッジ大学にも、苦学生がたくさんいるよ 日本では、大学入試英語成績提供システムの見直しが話題となっている。 導入されると聞いた当初、私はそれをすごくいいことだと思った。 私が学生の頃は英語の試験といっても「点数を取るため」にセンター…

イギリスの教会で、クリスチャンマインドを学ぶ 3

前回までのお話はこちら ↓ norevocationnoyo.hatenablog.com norevocationnoyo.hatenablog.com クリスマス休暇の間に、私は主人とドイツへ旅行し、アルテピナコテークやヴィース巡礼教会を訪れた。 ミュンヘンのアルテピナコテークには、宗教的な題材の名画…

イギリスの教会で、クリスチャンマインドを学ぶ 2

前回までのお話はこちら ↓ norevocationnoyo.hatenablog.com ※登場人物は仮名です。 クリスチャンユニオンで知り合ったイギリス人エマは、私のために週に1度、個人的に聖書を学ぶ時間、バイブルスタディの時間を作ってくれるようになった。 バイブルスタディ…

イギリス お米をめぐる冒険

「ご飯」に執着のなかった私が、人生でこんなに米に悩まされるとは思わなかった。 2018年に始まったイギリス渡航の悩みは、コメで始まりコメに続いている。 主人に阻まれるおいしい日本米 2018年秋。 ほかの駐在妻がするように、私もコメをスーツケ…

勝手にトリアージ

久しぶりに。 鬱々とした気分から、自力で戻ってこれるようになった。 そのときに考えていたことをここに記録しておきます。 私は子どもを持つことについて、ずっと悶々と考えていた。 出生前診断を受けることは、悪なのか。 初めて考えだしたときには、悲し…

イギリスのお菓子 備忘録

体調の問題により脂質制限をしている。そのため、これまで食べてきた食べ物やたくさんの食べ物の情報を眺めることで食欲を満たしている。 そんな私のお菓子の備忘録をここに。 チョコレート ハーディーズのチョコ ハリーポッターに出てきそうなお菓子屋さん…

村上春樹『騎士団長殺し』を読んで

気付けば、村上春樹の『騎士団長殺し』が発売されて2年が経っていた。 騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編作者:村上 春樹発売日: 2017/02/24メディア: 単行本 やっと、やっと読む機会を得たものの、読み切るまでに1か月を要した。 年を取ったせいだろうか…

イギリスで見つけたアジアの味 -渡英直後-

渡英して1年が経つこの機会に、これまでの日記や写真を振り返った。 渡英した当初はすぐに家を借りることができず、しばらくはゲストハウス暮らしだった。 ゲストハウスでは簡単な料理を作って食べることもできたが、炊飯器はないし日本の調味料を揃えること…

日本の9月 イギリスの9月  

私の故郷は避暑地として名高かったのに、ここ15年で夏の気温がかなり上がって、冷房なしではいられなくなってしまった。 それでも、暑さ寒さも彼岸まで。 お盆には稲穂がだいぶ黄色くなり、秋分の日を迎える今は稲刈りが始まった。 たった1か月で衣類は半そ…

闘病ブログの役割

闘病ブログをよく読むようになった。 闘病ブログには、自分の検査結果を赤裸々に公開する人も多い。 血液検査の結果、食べたもの、入院している病院名、飲んでいる薬の種類、量、便のことだけでも驚いた。 もっと驚いたのは、ブログに添付された画像だった。…

断捨離とエコ

祖父母は店を営んでいた。彼らは自活できなくなる80代後半までその店を開き、店に連なる自宅で寝起きしていた。 町の中にあるこの家はとても狭く、築40年で階段が急。お年寄りに優しくないうえ、隣の家とぴったりくっついて建てられているので、建て直し…

プラスチックごみに対する意識の違い ヨーロッパと日本

プラスチックごみに対するイギリスの取り組みを最近よく目にする。 すごいなと思う反面、疑問に思うこともある。 イギリスのプラスチック製品事情 お店編 イギリスのスーパーで驚いたのは、エコバッグの浸透率。老若男女、大半の人がエコバッグを持っている…

これから始まる軽減税率。イギリスと比較してみる

私は英語が得意でないので、毎日イギリスの新聞を読むことができない。 日本のニュースだって、そんなにしっかりとチェックしない。 だからここに書くことは、私がイギリスに住んでいて感じたことと、日本の新制度を照らし合わせた雑感にすぎない。 でも、考…

ウィンブルドンでテニス観戦!これが噂のQueue!

ウィンブルドンでテニスを観た。 (西日本が土砂災害で大変なときにごめんなさい)グランドスラムの1つ、ウィンブルドンは事前予約チケットが ごくわずかで当選する確率も低いため、 朝早くからならんで当日チケットを てにいれるのが慣例となっている。 セン…

エコとアニマルウェルフェア

東大寺の鹿が、観光客の捨てていったビニール袋を食べてしまったという。ビニール袋に食べ物の味がついていて、紙と間違えて食べてしまったようだ。 ウミガメに、プラスチックのストローが刺さっていたという。 10年前に、私は富士山の樹海の清掃をした。そ…

フランス ワインもBIO(有機栽培)

南フランス、東フランスを巡った。 詳しくは後日しっかりと記事にまとめたいと思う。どうしても気になった、BIO(有機栽培)事情を少し。写真のキャロットラペのように、フランスではBIO商品をたくさん見た。お味もおいしかった。イギリスではサラダを買う…

フランスのリサイクル

南フランス滞在中。紙コップに紙ストロー、プラスチックのふた… すべて国産でエコに貢献している、と宣伝しているカフェを見つけた。紙ストローのことはイギリスでも聞いていたけれど初めて使った。もとからコーヒーショップをあまり使わないから。 口当たり…

南仏の町 エズ村

初めての南仏。ニースからバスで30分の エズ村に来た。ここは中世の町並みが残る、小高い丘の上。石造りの家とサボテンやアロエなど熱帯の植物、 したに見下ろす赤い屋根の家、 海と空の青さのコントラストが美しい。ヨーロッパの家は、ひとくくりにできない…

RYANAIR 搭乗の注意

『沈まぬ太陽』のレビューを書いた数日後にLCCに乗っている。 なんだか変な気分。「人々の安全のために、航空会社職員の休息確保と、安定した賃金、徹底的な整備点検を!」と呼び掛けていた国民航空の社員の声を 深刻に受け取っていた数日前。そして本日。 …

山崎豊子『沈まぬ太陽』と重なる東日本大震災

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)作者:豊子, 山崎発売日: 2001/11/28メディア: 文庫 私の人生において、東日本大震災というのは、本当に衝撃的な出来事だった。 震災直後は、私も職場を失って気持ちが滅入っていたときだった。それで結局、ボランテ…

ビーガンの主張を再考 -イギリス人ビーガンへのインタビューをもとにー

先日の日本での「ビーガンデモ」に対する批判・ひやかしは強烈だった。 しかしそれは、ビーガンの根本的な意見をまったく無視したものではないか? たしかに、ビーガンの人たちの行動は少し行き過ぎに見える。 肉を食べない→動物愛護(アニマルウェルフェア…

野中広務・辛淑玉『差別と日本人』を読んで

野中広務・辛淑玉『差別と日本人』角川書店2009年6月差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)作者:辛 淑玉,野中 広務発売日: 2009/06/10メディア: 新書部落出身者として被差別者であり、差別問題解決に向けて行動した元衆議院議員野中広務の等身大の言葉…

イギリスの学食から学ぶ「今日の献立」

イギリスの食べ物を見ていると、どうしても「単純」という印象を持ってしまう。 ランチの時間になると、みんな毎日のようにサンドイッチを広げるし、金曜日はフィッシュアンドチップス、日曜日はローストビーフ。少ないレシピの中でまわしている印象がある。…

ベジタリアンは健康にいいのか、環境にやさしいのか

「ベジタリアンになるべきか」という議論がなされた。 香港人のエイミーが、これについて意見を言った。 「ベジタリアンになるべきだ。 1つめの理由は、健康にいいから。糖尿病やガンの予防にもなる。また、家畜を太らせるために薬品やホルモンが投薬されて…

イギリスでの医療における不信感 日本との違いはなにか

そもそも私は、どうしてイギリスで治療を受けることに抵抗があるのだろうか。 「ゆりかごから墓場まで」をうたって医療制度をととのえたイギリスなのだから、渡英前は「きっと先進医療が受けられる」とたかをくくっていた。 でも、イギリスに住めば住むほど…

書く人と、読む人

母は日本で、90代後半の義理の母の面倒を見ている。 最近、母から毎週のように、イギリスに住む私のもとへエアメールが届く。 メールよりも、手書きの手紙の方が思いを伝えやすいから…と、 丁寧な字で5枚の便せんに、裏表びっしりと文字を書き込んでくれる。…