日本でも喜ばれるイギリスのメッセージカード
イギリスから帰ってきて8か月。
日本での生活が落ち着き、やっとイギリスの思い出に浸れる時間が作れるかというと
そうはいかず。
あわただしい日々に追われ、イギリスでの思い出は夢のよう。
それでも最近、懐かしく思うことがありました。
それは、大切な人たちにイギリスのカードを送ったから。
昨年の夏、帰国前にスーパーマーケット マークスアンドスペンサーで
いくつかメッセージカードを購入しました。
ロックダウン明けのスーパーは、メッセージカードの種類も豊富になっていました。
1年中いつもで、「ママへ」「パパへ」「おばあちゃんへ」「いとこへ」といったカードが売っていることが素敵だなと改めて思いました。
「父の日・母の日だから」ではなく、大切な人には送りたいときにメッセージカードを送ればいいんだなと改めて気づかされました。
以下、お気に入りのカードを写真とともに紹介します。
左上:母の日用に購入しました。今年母に送る予定!
左下:「サンクスカード」2種類のデザインが4枚ずつ入っています。
右上・下:イギリスの夏というと、この絵のイメージがあります。
海に浮かぶ舟とかわいいおうち(右上)、
イギリスならではの海の家(右下)
↑実際のイギリスの海の家です。
中には給湯設備も付いていて、簡単なランチを作ることもできるようです。
左上:96歳の祖母に送りました。グランマのつづりに花柄が入っていて、我が家のゴッドマザー感あふれるばあちゃんにぴったりだなと思って購入。
サバサバとした祖母は、カードのかわいさに無関心。そんなところもかわいくて好きです。
左下:父の誕生日に送ったバースデーカード。なぜバナナなのかは不明。
バナナの部分はプラスチックでできています。
ちなみに中はいたってシンプルな無地でした。
右上:組み立てると立体的なワゴン車になるカード。
友達にメッセージを書いて送ったのですが、メッセージが長すぎて
文字まみれにしてしまったのが反省点です。
お部屋のインテリアに飾ってもらうのなら、長文書かない方がよかったな。
右下:先日古希をむかえた母に送りました。
女性のネックレスがラインストーンになっていて、きらっと輝きます。
イギリスは、40歳や70歳が記念すべきお祝いの年齢なのだそうで
たくさんカードが出ています。日本も還暦や古希のカードにバリエーションがあると嬉しいですね。
年齢を感じさせないデザインも素敵です。
左:イースターのお祝いのカード。20枚くらい入って150円と、破格です。
教会のお友達に送りましたが、日本に帰ってからは使う機会がなく。
それでも、今後4月に友達に手紙を書くときに使っていけたらいいなと思っています。
右:母へ昨年の誕生日お祝いに送りました。小ぶりですが華やかです。
母はその後、写真立てに入れて飾ってくれていました。
↑カードではありませんが、クリスマスのプレゼントとして、パッチワークの先生が作ってくれたかわいいプレゼント。
クリスマスらしい生地をクリスマスのリボンで結んで、パッチワーク教室の生徒一人一人にプレゼントしてくれました。
既製品のカードなどにとらわれず、工夫でみんなを楽しませてくれるプチプレゼント、この感覚がとても好きです。
↑11月には、本屋にもカードショップにも、スーパーにも、町のあちこちでクリスマスカードが売られます。
お気に入りは、この立体的なボトルカードです。
ボトルの中は1つの舞台になっていて、ここでは子どもたちがクリスマスの飾り付けを
楽しんでいます。
ほかにも8種類あり、オーケストラをしていたり、サンタが飛んでいたりしました。
人気だったようで、11月中旬には売り切れ、別のシリーズが置かれていました。
イギリスらしいクリスマスの絵柄というと、ミンスパイが片隅に置かれていたり、
コマドリや鹿などの動物がツリーの周りにいるカード、クリスマスの植物が描かれたカードも印象的でした。↑このカードの左端にも、マグカップの横にミンスパイが描かれています。
↑この絵をケンブリッジのショーウィンドウで見かけたとき、
「ああこのデザイン、ポストカードにしてほしい!」と
思いました。
ケンブリッジの春というと、この、クロッカスが咲き乱れるキングスカレッジから始まります。
その後、黄色水仙やチューリップ、アーモンドの花、藤の花、キングサリ、と
色鮮やかな花が咲きだし、4月は本当に美しいです。
でも、今思えば。
イギリスは、春の景色がどこも美しいので、わざわざポストカードにする必要もないのかもしれません。
イギリスの春は目で、空気で、めいいっぱい楽しむものなのでしょう。
なかなか世界を行き来しにくくなったここ数年ではありますが、
大切な人にカードやメッセージで気持ちを届ける楽しさを感じつつ
もう少し辛抱しようと思います。