イギリスでも、黙っていられません

海外駐在妻の、世界へ向けたひとりごと

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

エコとアニマルウェルフェア

東大寺の鹿が、観光客の捨てていったビニール袋を食べてしまったという。ビニール袋に食べ物の味がついていて、紙と間違えて食べてしまったようだ。 ウミガメに、プラスチックのストローが刺さっていたという。 10年前に、私は富士山の樹海の清掃をした。そ…

フランス ワインもBIO(有機栽培)

南フランス、東フランスを巡った。 詳しくは後日しっかりと記事にまとめたいと思う。どうしても気になった、BIO(有機栽培)事情を少し。写真のキャロットラペのように、フランスではBIO商品をたくさん見た。お味もおいしかった。イギリスではサラダを買う…

フランスのリサイクル

南フランス滞在中。紙コップに紙ストロー、プラスチックのふた… すべて国産でエコに貢献している、と宣伝しているカフェを見つけた。紙ストローのことはイギリスでも聞いていたけれど初めて使った。もとからコーヒーショップをあまり使わないから。 口当たり…

南仏の町 エズ村

初めての南仏。ニースからバスで30分の エズ村に来た。ここは中世の町並みが残る、小高い丘の上。石造りの家とサボテンやアロエなど熱帯の植物、 したに見下ろす赤い屋根の家、 海と空の青さのコントラストが美しい。ヨーロッパの家は、ひとくくりにできない…

RYANAIR 搭乗の注意

『沈まぬ太陽』のレビューを書いた数日後にLCCに乗っている。 なんだか変な気分。「人々の安全のために、航空会社職員の休息確保と、安定した賃金、徹底的な整備点検を!」と呼び掛けていた国民航空の社員の声を 深刻に受け取っていた数日前。そして本日。 …

山崎豊子『沈まぬ太陽』と重なる東日本大震災

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)作者:豊子, 山崎発売日: 2001/11/28メディア: 文庫 私の人生において、東日本大震災というのは、本当に衝撃的な出来事だった。 震災直後は、私も職場を失って気持ちが滅入っていたときだった。それで結局、ボランテ…

ビーガンの主張を再考 -イギリス人ビーガンへのインタビューをもとにー

先日の日本での「ビーガンデモ」に対する批判・ひやかしは強烈だった。 しかしそれは、ビーガンの根本的な意見をまったく無視したものではないか? たしかに、ビーガンの人たちの行動は少し行き過ぎに見える。 肉を食べない→動物愛護(アニマルウェルフェア…

野中広務・辛淑玉『差別と日本人』を読んで

野中広務・辛淑玉『差別と日本人』角川書店2009年6月差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)作者:辛 淑玉,野中 広務発売日: 2009/06/10メディア: 新書部落出身者として被差別者であり、差別問題解決に向けて行動した元衆議院議員野中広務の等身大の言葉…

イギリスの学食から学ぶ「今日の献立」

イギリスの食べ物を見ていると、どうしても「単純」という印象を持ってしまう。 ランチの時間になると、みんな毎日のようにサンドイッチを広げるし、金曜日はフィッシュアンドチップス、日曜日はローストビーフ。少ないレシピの中でまわしている印象がある。…

ベジタリアンは健康にいいのか、環境にやさしいのか

「ベジタリアンになるべきか」という議論がなされた。 香港人のエイミーが、これについて意見を言った。 「ベジタリアンになるべきだ。 1つめの理由は、健康にいいから。糖尿病やガンの予防にもなる。また、家畜を太らせるために薬品やホルモンが投薬されて…

イギリスでの医療における不信感 日本との違いはなにか

そもそも私は、どうしてイギリスで治療を受けることに抵抗があるのだろうか。 「ゆりかごから墓場まで」をうたって医療制度をととのえたイギリスなのだから、渡英前は「きっと先進医療が受けられる」とたかをくくっていた。 でも、イギリスに住めば住むほど…

書く人と、読む人

母は日本で、90代後半の義理の母の面倒を見ている。 最近、母から毎週のように、イギリスに住む私のもとへエアメールが届く。 メールよりも、手書きの手紙の方が思いを伝えやすいから…と、 丁寧な字で5枚の便せんに、裏表びっしりと文字を書き込んでくれる。…

海外駐在中に感じるささやかな「幸せ」について

私はお金を使わなくても、毎日ほとんど変わらない日々でも、楽しいと思える人間だ。 なぜなら、趣味が読書とお絵かきと、作文だからかもしれない。 家の中にいても、本を読めばどんどん世界は広がるし、お絵かきや手芸をして、自分が好きな世界観に包まれて…