イギリスでも、黙っていられません

海外駐在妻の、世界へ向けたひとりごと

【ブックレビュー】『その「グローバル教育」で大丈夫?』ヤマザキマリ・小島慶子

ヤマザキマリさんと小島慶子さんの対談、すごい面白そう! と、読み始めたこの本。 その「グローバル教育」で大丈夫?作者:ヤマザキマリ,小島慶子発売日: 2015/12/07メディア: 単行本 本当に興味深い内容でした。 ヤマザキさんは「テルマエロマエ」の原作者と…

イギリスの教育について考える ーブックレビューとともにー

私には子どもがいないので、「イギリスの子育て」「イギリスの教育」というものに じかに触れる機会はありませんでした。 ましてやイギリスで子どもを育てるという選択肢もなく、「イギリスの教育」カテゴリーは長らくノーマークでした。 しかし、先日恩師よ…

イギリスの読書記録 洋書

現在、帰国に向けて荷物の整理&ドネーションするものの選別中。 頑張って読もうと試みた洋書もちらほら。 英語ができないどころか、英語を読むだけで拒絶反応を示していた私が なんとか2年で英語の本を読めるようになった。 読んだ本の記録をここに。 図書…

イギリスの帽子とヘアスタイルの文化を学ぶ

先日、イースターのオンラインワークショップでイースターエッグの染色方法とともに 帽子の飾りつけについて教えてもらった。 norevocationnoyo.hatenablog.com イースターにかぶる帽子はイースターボンネットといって、帽子にイースター関連の装飾がついて…

山田ズーニー『おかんの昼ごはん ---親の老いと、本当のワタシと、仕事の選択 』

おかんの昼ごはん ---親の老いと、本当のワタシと、仕事の選択作者:山田 ズーニー発売日: 2012/11/22メディア: 単行本 母の衰えを目の当たりにしたズーニーさんは、大人になった自分がいまだに「子ども」という位置づけ、社会的役割を持ち、それが永遠である…

村上春樹『騎士団長殺し』を読んで

気付けば、村上春樹の『騎士団長殺し』が発売されて2年が経っていた。 騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編作者:村上 春樹発売日: 2017/02/24メディア: 単行本 やっと、やっと読む機会を得たものの、読み切るまでに1か月を要した。 年を取ったせいだろうか…

山崎豊子『沈まぬ太陽』と重なる東日本大震災

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)作者:豊子, 山崎発売日: 2001/11/28メディア: 文庫 私の人生において、東日本大震災というのは、本当に衝撃的な出来事だった。 震災直後は、私も職場を失って気持ちが滅入っていたときだった。それで結局、ボランテ…

英語を勉強したくなったのは、中国人の友達のおかげ

※登場人物は仮名です。 モンファは、中国人の女の子。私と同い年で、研究者のご主人とともに、アメリカからケンブリッジにやってきた。アメリカに5年住んでいた彼女の英語は、流暢だった。 ケンブリッジで生活を始めたばかりの私にとって、モンファは一番身…