イギリスでも、黙っていられません

海外駐在妻の、世界へ向けたひとりごと

イギリスの読書記録 洋書

現在、帰国に向けて荷物の整理&ドネーションするものの選別中。

頑張って読もうと試みた洋書もちらほら。

 

 

英語ができないどころか、英語を読むだけで拒絶反応を示していた私が

なんとか2年で英語の本を読めるようになった。

 

読んだ本の記録をここに。

 

 

 図書館にて絵本からスタート

イギリス生活3か月目。

図書館の絵本コーナーで、イギリスの歴史に関する本を見つけては読んでいました。

ガイフォークスのお祭りや、イギリスの歴史のこと、そしてヘアスタイルの歴史についてなど。

そこから、小学校高学年向けの絵本なども読むように。

ウサギの家族の大冒険の話や、いたずらカラスを飼いならして、ご近所の事件解決にむかう男の子の話など、ストーリーもワクワクするものが多かった。

 

 

↓ヘアスタイルの歴史については、過去記事でかきました。

 

norevocationnoyo.hatenablog.com

 

  ヤングアダルトを読む

 

イギリスの社会事情で気になるテーマをもとに選書。

時間をかけて読み進めることに。

 

the year I did't eat

 

まえまえから気になっていた摂食障害についての本を選ぶ。

 

このとき体調が悪く読むことが非常に苦痛だったものの、

ロックダウンが始まる前に読み終えて図書館に返却出来てほっとしたのを

覚えている。

 

norevocationnoyo.hatenablog.com

 

 

 

 

until we win

 

 

Until We Win

Until We Win

  • 作者:Newbery, Linda
  • 発売日: 2017/01/05
  • メディア: ペーパーバック

 

私の英語力でも辞書をひかずに読める内容だった。

サフラジェットという、イギリスの女性の参政権運動についてのフィクション。

2018年は、イギリスの女性が参政権を得て100周年だったため

この本が出版されたとみられる。

感情を素直に表に出す女性が主人公でかなりドラマチックに書かれているけれど、

これまで博物館などでサフラジェットの歴史に触れたり

キルト教室でサフラジェットにちなんだパッチワークの作品を作る場面を見せてもらったので

興味深い内容となり、楽しく読ませてもらった。

 

ハンガーストライキをしたり、馬の前に飛び出して蹴られて亡くなったり、

逮捕されたりと多くの犠牲者が出た歴史を鑑みると、

自分が持っている今の参政権を大切にせねばという意識が高まる。

 

 

いよいよ大人向けの洋書に挑戦!

 

can you brexit

 

 

Can You Brexit?: Without Breaking Britain

Can You Brexit?: Without Breaking Britain

 

自分がイギリスの首相になって、Brexit の問題に臨むスタイルの本。

読み進める中でいろんな人と会ってイギリスの現状を聞き、

選択肢に従って読み進めていく。

私の英語力とイギリスの基礎知識が足りなかったため、

日本のサイトやブレイディみかこさんの本などを参考にしながら読むこととなった。

首相として国を引っ張っていくことは大変だなと感じるとともに、

英国議会とEUとの兼ね合いには複雑な問題が絡んでいることを痛感した。

 

イギリスでも売れた本の部類なのだと思う。

発行から2年経った2019年には、古本がたくさん出回っていた。

 

Cheeky guide to Oxford 

 

The Cheeky Guide To Oxford 2ed

The Cheeky Guide To Oxford 2ed

  • 発売日: 2003/06/27
  • メディア: ペーパーバック

 

私の購入した第一巻のISBNが見つからず、続巻の写真を掲載しました。

タイトルのとおり、オックスフォードの町や学生や雰囲気をちょっと小生意気に語る

フランクな読み物。

ケンブリッジに住んでいるときに、学生たちの内輪話を聞くのがとても好きだったので

オックスフォードの学生のことも知りたくて購入。

20年前の本なので店の紹介など古くなっている部分もあるけれど、

学生生活や伝統行事、美術館や本屋の情報などは今も変わらずで

楽しむことができた。

このシリーズはブライトンの町のものや、student life という枠組みのものもあるとのこと。

古書店に行くたびに探してみたのだけれど出会うことなく、

ロックダウンにより図書館にもあまり行けずに終わってしまったのでちょっと残念。

そういう、ご縁があったりなかったりするのも古書の魅力なのだと思う。

 

 

もう一冊、丁寧に読み進めている本があるので、それについてはまた

改めてまとめたいと思います。