イギリスでも、黙っていられません

海外駐在妻の、世界へ向けたひとりごと

日本での英会話教室探し 1 私が求める英語の先生の条件

3年前、主人と海外渡航することを決めた当時、私は事前に英語を勉強したいと思い、地元(中部地方の田舎)で英語の先生を探した。

 

過去の英語教室選びの際、私は失敗をしていた。

子どものころ通っていた英語教室が大人の教室を開いていたので、

馴染みがあることを理由に安心し、そこに通い始めた。

しかし、経営者が変わったせいか、
そこは私にとっては、あまりよろしくない環境だった。

 

先生がネイティブか否かは関係ない。

熱心で、そして質問に熱心に向き合ってくれる先生に教わりたいと思っていた。

残念なことに、この英語教室は私が通っていた3か月の間に4度も先生が代わった(研修だといってちょくちょく交代された)。

そして、先生同士の引継ぎがされないためか、先週の宿題の答え合わせがされなかった。

授業は毎週同じテキストを使っているものの、なにをテーマに勉強しているのか非常にあいまいだった。

ときには先生が「昨日スポーツをして筋肉痛だ」とか「疲れた」と言って授業が人生ゲームで終わることもあった。私はこれが許せなかった。

「1時間の授業に3000円近いお金をかけているのに、仕事で疲れた体に鞭うって時間を割いているのに、どうしてこんな質の低い授業なのか」

一緒に習っていた生徒たちで相談してやんわり抗議したところ、
だいぶ授業を改善してくれた。

しかしやはり、「英語が自分の身につく」という実感がなかった。

先生は、1時間きっかり授業をせずに10分前に終わりにしたり、授業後の質問を受け付けてくれなかった。

 

ただ、一緒に通っている生徒の質は高く、みんなで授業中に質問を浴びせかけて有意義な授業にできたのはよい思い出。

 

そうはいっても、もうこれ以上は限界で、私は3か月という短い期間でこの英会話教室を去り、そこから3か月は独学で英語を学んだ。

 

その後、私はやはり、スピーキングの力をつけたくなったのでまた英語教室を探し始めた。

今度は二の轍をふまないために、英会話教室選びの軸を立てた。

 

その1:先生が熱心であること

質問をしたときに、先生が熱心に向き合ってくれる環境なら、ネイティブだろうが日本人だろうが、どちらでもかまわない。

 

その2:授業が、系統的に行われていること

単純にパラパラと英語の知識を説明されても、私の頭には収納されない。

授業の流れや決まったテキストがあり、軸を持って授業を組み立てる英語教室であってほしい。

 

この2つの軸をもとに、職場から車で30分圏内にある英会話教室をかたっぱしから調べ、電話をした。

 

そのあと、3つの英語教室で無料体験をした。

 

1つ目の英語教室は、アメリカ人の先生だった。
私のことを大げさなほどほめてくれて、「もし君が習うなら、君が授業のテーマを決め、それに基づいて授業を進めていった方がいい」と言い出した。
しかし、帰り際の彼の表情は冷めていて、この仕事を楽しんでいる印象がなく、それが気がかりだった。

 

2つ目の英語教室では、アイルランド出身の先生だった。

先生は、まず私に面接をして、評価を厳しくつけた。(私がイングランドとアイルランドを混同したせいかもしれない)

厳しく評価を付けられることは、とても好感が持てた。自分のダメなことろをきちんと指摘してくれる教室がいいと思った。

授業もわかりやすく、リーディング、リスニング、スピーキングの時間に分けられて充実した内容だった。

しかし、一緒に学ぶ生徒たちのレベルがごちゃついていて、ペアで話をしていても相手から学べるものが少ない印象だった。

 

そして残念なことに、この教室は1か月後に閉じてしまうということだった。

オーナーの日本人女性が「昔ここで働いていた熱心な先生が近所で教室を開いているから」と紹介してくれた。

 

しかし私はもうすでに絶望しかけていた。

私にピッタリの英語教室は存在するのだろうか。

私が気難しい生徒だから、どの英語教室でもうまくやっていけないのではないだろうか。

 

 

 

 


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