イギリスでも、黙っていられません

海外駐在妻の、世界へ向けたひとりごと

ウィンブルドンでテニス観戦!これが噂のQueue!

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ウィンブルドンでテニスを観た。
(西日本が土砂災害で大変なときにごめんなさい)

グランドスラムの1つ、ウィンブルドンは事前予約チケットが
ごくわずかで当選する確率も低いため、
朝早くからならんで当日チケットを
てにいれるのが慣例となっている。
センターコート、第一、第二コートが
それぞれ500枚、その他3から18までのコートに入れるグラウンドチケットが6000枚…だったかな。

このチケットを求めて、全国のテニス好きだけでなく、
行列(Queue=キュー)好きのイギリス人たちが大行列を作り、
これがイギリス名物!ザ キュー!とも言われているそう。

私と主人は朝7時に会場に着き、
午前11時にグラウンドチケットで入場。
朝7時の時点ですでに4500人もの人が前に
並んでいた。

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フェデラーやジョコビッチ、ナダルなどの
人気選手の試合を観るには、センターコート、第一、第二コートのチケットを取らないといけない。
これは行列にテントをはって、
前日から並んだ人だけが手に入れるほどの
競争率。



しかし、途中でかえってしまった人のチケットを
当日13時から安く再販してくれるので、昨日は
それを狙って、再販会場に並び、
運良くジョコビッチの試合を観ることができた。
(その前にやっていた試合が長引かなければ、
最初から観ることはできなかった…)


テニスは、ルールが分かりやすく
観戦初心者のわたしでも楽しめた。

また、イギリス名物のQueueは、
整理券が配布されるので、気楽。
並んで整理券をもらったあとは、
レジャーシートを広げてピクニックしたり、
中にはボールやバドミントンで遊ぶ人たちも。
行列自体を楽しめる、そして会場の雰囲気そのものを楽しむウィンブルドン観戦の文化は、
なんとも素敵だなと感じた。


ウィンブルドン文化は、気候の影響も大きいとおもう。
日本のように梅雨や猛暑がないし、
テントに泊まっても蚊がいない。
並ぶ場所が芝生で、緑にあふれている気持ち良く過ごせる。
ゴミ袋を各所に設置してもカラスが来ない。

観戦自体も和やかだと感じる。
応援する選手だけでなく、健闘した選手に、
粘り強いプレイに、温かな拍手が送られる。
フットボールの試合のような罵声が飛ばない。

フードコートでウィンブルドン名物を
楽しむ時間も楽しい。

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↑ウィンブルドンといえば、イチゴミルク。
ヘンリー8世の時代、貴族がテニスの観戦中にいちごを振る舞ったことが始まりだという。
ストロベリークリームという名前とはうらはらに、
甘くない。
すっぱめのイチゴにホイップされていない生クリームがかけられている。


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↑ピムスという、ジンをベースにした
オレンジやキュウリが入ったさわやかなお酒。
飲み過ぎるとテニス観戦中に眠くなるので注意。
紙ストローが添えられ、ゴミの分別の仕方が
カップに書かれている。
エコの精神、素晴らしい!