イギリスでも、黙っていられません

海外駐在妻の、世界へ向けたひとりごと

無料語学学校で英語力が伸びた話7(最終話) 私の成長 高まるリスニング能力

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私は、非常に効率の悪い人間だ。

物覚えが悪いだけではなく、やみくもに物事を頭に詰め込もうとして、整理しきれずにパンクすることが多い。

だから、自分の勉強成果が発揮されなかったとしても、「あんなに頑張ったのに!」とは思えない。

「努力が足りないからだ」と、ひたすら同じ勉強法を繰り返し、時間をかけて習得しようとしてきた。

そして、なんとか覚えていい成績をとることができたとしても、それを応用する力は身につかずに終わってしまう。

でも、今回の語学学校に参加することで、飛躍的にリスニング能力が高まった。

 

ある日、初めて聴いた英語の歌詞が、すんなりと頭に入り理解できることに気づいた。

そして、買い物に出かけたとき、雑踏できこえる人々の話し声が、日本語のように自然と理解できた。

 

料理をしながら聴いていたBBC。長時間聴いていても疲れなくなった。

 

私はこれまで、日常の中で意識的に「さて、これから英語をやるぞ!」「自宅に帰ったら日本語モードになるぞ」と頭を切り替えてきた。

そして、英語モードで長時間過ごすことは、私にとって本当に体力を消耗することだった。

 

渡英当初は語学学校にイベントに英語の講演会にと毎日でかけ、そのあと「カフェでおしゃべりしようよ!」と友達に誘われて、頭がパンクしそうな英語漬けの日々だった。

だから疲れがピークに達し、自転車で転んだり、家事でうっかりミスをしでかしたりした。

 

でも、語学学校を終えて、私は気づいた。

「あれ、いつも以上に長く英語の環境で過ごしていられる。」

 

講演会の内容を、以前よりも深く理解できるようになっていた。

友達とカフェで話していても、疲れなくなった。

むしろ、楽しいと感じる余裕が出てきた。

 

語学学校でのトレーニング。

先生がすごい速さで課題を命じ、よく把握できないままに課題をすすめ、生徒同士で議論し、なんらかの答えを導き出す…そんなぐちゃぐちゃなトレーニングを続けていたら、英語で話す環境になじんでしまったのだ。

もちろんこれには弊害もあった。私は「聞き流す」という習慣までも身に着けてしまったのだ。

聞かれた質問にすべてまじめに答えず、「そうね」とか「ええ、ええ」と返して終わらせてしまう人間に変わっていた。

あんなにいろんなことにぐるぐると頭をめぐらせていた、一生懸命だった私をどこかに置き忘れてきたような気がして、ちょっと残念にも思う。

 

でも。

 

私は、呼吸をするように英語を使うことができるようになって嬉しかった。

駐在妻でも、ちょっとずつ英語に触れる機会を作り続けていれば、必ず英語は上達するのだと気づいた。

 

むしろ、「駐在妻」とか「主人の帯同で来ています」なんて気持ちから離れることができた。

わたしは、わたし。