イギリスでも、黙っていられません

海外駐在妻の、世界へ向けたひとりごと

無料語学学校で英語力が伸びた話4 駐在妻は、なぜ英語を学ぶのか 上

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デイビッドがくれた宿題のエッセイ。質問は3つあった。

 

「いつから英語の学習を始めたの?」

「今のあなたの置かれている状況を説明してください。どうしてこの町に住んでいるの?仕事はしているの?」

「将来、英語を使ってどんなことをしたい?」

 

これらの質問を目の当たりにして、一番困ったのが3つ目の質問だった。

 

私には、将来、英語を活かす予定がなにもない。

 

 

 

 

そもそも、なぜこの無料語学学校に?

 

私は、イギリスに来てからというもの、すっかり英語を勉強する気力を失っていた。

正確に言うと、イギリスに来る直前の半年前から、机上の勉強はしていない。

英検準1級をとったとたん、燃え尽き症候群に陥り、まったく勉強する気持ちを失った。

 

やる気ゼロのくせに、なぜ語学学校に通うことを決めたのか。

無料だったこと、そして、家の外に出かけたかったからだ。

この3月~4月、主人の放つピリピリとした緊張感から逃げ出したかった。

5月末から始まる試験に向けて、主人は毎晩遅くまで勉強していた。その緊張感や切迫感は私にも大きな影響を与え、私は日中、なるべく主人と離れて生活することにした。

しかし、頑張る主人を差し置いて遊んでいるわけにもいかない。

無料の語学学校なら、勉強になるし、外出の理由になるから好都合だ。

 

そんな理由で始めたわけだけれど。

私の英語学習のゴールはどこだ?と久しぶりに考えた。

 

まず、優等生らしい答えがたくさん浮かび上がってくる。

 

将来、英語を使う仕事に就きたい。

イギリスの新聞を辞書なしで読めるようになりたい。

近い将来、私も留学したい。

 

でもどれも、本当のことじゃないのだ。

そうやって言ったら先生が喜ぶだろうなっていうだけでのことで、私は心の底からそれを望んではいない。もちろん「できたらいいな」とは思うけれど、その目標のために努力をするガッツがない。

 

そんなことを悶々と考えていたら、筆が進まなくなった。

そもそもが英語学習の問題ではなく、私の人間性の問題なのではないだろうか。

自分の限界を自分で決めつけて、目標を作らないようにしてきたのではないだろうか。

 

そう思うと、やっぱり私には、優等生みたいなちゃちな理由しか書けなかった。

私は、

「IELTSで大学留学するために必要な点数をとること」と記載した。

 

30歳になったのに、先生が気に入る答えを選んで書くことしかできない自分が恥ずかしかった。

 

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