イギリスでも、黙っていられません

海外駐在妻の、世界へ向けたひとりごと

ロックダウン@イギリス ストレスから心を守るこつ

 

 ロックダウンが始まって1週間がたった。

生活に必要な買い物と1日1回の運動のための外出のみ許された7日間。

どんなに恵まれた環境でもストレスがたまる。

そんな1週間の反省と、ストレスコーピングとして実践していることを記録する。

 

ストレスコーピング1 規則正しい時間に寝起き・食事をする

 

私にとって一番しんどかったのは、暴飲暴食してしまったこと。

出掛ける用事がないので、頻繁に冷蔵庫を開けてなにかつまんでいた。

家族と決まった時間に食事をとり、会話を楽しみながら食べることで食事のペース・量の平均を再確認し、食べるときと食べないときのメリハリをつけている。

イギリスはこれから日照時間がどんどん長くなっていくので、時計をこまめに見ておかないと、気づいたら21時、まだ明るいのに!!という事態になってしまう。

 

 

ストレスコーピング2 ルーティンを作らない

 

規則正しい生活をするために、午前中はこれをやる、午後はあれ…と、細かく決めていたら、3日で疲れてしまった。その日のうちにやるべき大枠を決めておいて、天気や体調、気分に応じて遂行していくのが一番いいなと実感。

また、深刻な内容の本を一気に読もうとすると消耗が激しい。

読める心の余裕があるときに読むのがいいと感じた。

 

ストレスコーピング3 1日1つ、新しいことをやってみる

 

初めて目にする野菜をつかって料理をしてみたり、新しい調味料を買って味付けを変えてみたり、いつもは聴かないジャンルの音楽をかけてみたり、使わなくなった化粧品を引き出しから掘り起こしてみたり、知らない花の名前を調べてみたり…

小さな幸せへの感度を高めている。

 

ストレスコーピング4 1日に1か所ずつ、整理したり掃除をする

一気にやると疲れるし、1週間ほどでやることがなくなってしまうので、少しずつ。

棚の整理、読まなくなった本の片付け、ドアノブと電気スイッチの拭き取り,エアコンの排気口のホコリ取りなどなど…

目に見える成果が心地よく、住環境も整い、達成感があるのでおすすめ。

 

ストレスコーピング5 ネット集会に参加する

 

直接会うことはできないけれど、今はテレビ電話を使って不特定多数がグループを作りミーティングやオンライン上の集会を開くことができる。

こういった機会を利用して、大人数でのコミュニケーションを楽しめる。

お酒やスナックを準備すれば、パブにいるような雰囲気にも。

ネット集会では、久しぶりにおしゃれをして、化粧しようという気分になる。

 

ストレスコーピング6 趣味を複数、並行して行う

 

趣味は多い方がいい。目の前にある素材で楽しく遊べる人間になることが目標。

手っ取り早く、本を複数冊並行して読むことから始めている。

頭を使わずにできること、体を使うこと、健康に役立つこと、誰かの役に建てること。

広いバリエーションを持ちたいと感じている。

 

ストレスコーピング7 ニュース記事を読みすぎない

 

ネット上の記事を追いかけていくと、関連記事を追いかけて迷子になったり、別のことを調べ始めてあっという間に時間が経ってしまう。

時間が経ったのに、得られた情報はささいなこと、というのも多い。

不安に駆られ、朝から嫌な気持ちを引きずって過ごすこともある。

 

ストレスコーピング8 危険な場所・時間帯を把握する

 

コロナの問題だけでなく、性被害や窃盗などの事件が起きているので、外出の不安が高まる。

人通りの多い大きな道を選ぶ、人の多い晴れた日中に外出する、誰かと一緒に出掛けるなど、身を守ることの必要性を痛感している。

ロックダウンがスタートした当初は、散歩すらもストレスだった。

人のいない活気のないに衝撃を受けるとともに、
ここで事件に巻き込まれても、助けてくれる人がいないことを痛感する。

怪しげな人を見ただけで動悸がして、息苦しくて、新型コロナに感染したかと思った。

外出のときはなるべく夫についてきてもらい、安全なルート・時間帯を確認することで不安がだいぶ解消された。

日本も最近陰湿な事件が頻発し、ストレスが溜まっている人たちのトラブルも多くなりそうな印象がある。

いろんな意味で、日本だからと過信せずに注意して過ごして身を守ってほしい。