イギリスでも、黙っていられません

海外駐在妻の、世界へ向けたひとりごと

8月 帰国時の様子と2週間のホテルステイについて

 

遅ればせながらご報告です。8月上旬に帰国してまいりました。

いろいろ考えましたが、このブログはこのタイトルのまま、

イギリス関連の内容で続けていこうかなと思います。

ときどき日本のことや、自分の生活のこともまじえつつ...

 

今回のブログでは、帰国時の様子、そして帰国後のquarantine 期間2週間のことを書こうと思います。

 

 

帰国まで

 

引っ越し荷物は段ボール4個とスーツケース3つにおさめることに。

使い古した洋服や現地で購入した安い食器などは、チャリティーショップに寄付したり知人にあげたり。

日本と異なり電化製品や家具、ベッドはアパートに付属しているので、廃棄するものが少なくて非常に助かりました。

 

帰国・抗体検査のこと

 

8月上旬のヒースロー空港は、免税品店などがやっと再開したものの、まだ人は少なかったです。イートインコーナーの再開も少なかった印象があります。

 

9月現在はヒースロー空港もだいぶ混みあってきたようですが、引き続き機内はソーシャルディスタンスが保たれています。

 

機内食はパッケージに入ったクラッカーやパン、蓋つきのメインディッシュなど、衛生面に配慮がなされています。

CAさんたちも、必要最低限の接触でできる限りのおもてなしを実践してくださり、本当にありがたかったです。

 

帰国後はPCR検査ではなく唾液を使う新型コロナ抗体検査を行いました。7月末から始まったものです。

離陸後すぐに飛行機から降り、説明を受けてスムーズに検査がなされます。

私の場合、飛行機を降りて1時間半ほどで入国となりました。つまり、検査・税関・荷物受け取りなど含めて1時間半で終えることができました。

検査待ちで不安がっている私たちに優しい声かけをして案内してくれた検疫の方たちにとっても感謝です。

 

大量の荷物を持っていましたが、事前に航空会社の方がすべてまとめてカートに乗せておいてくれました。

航空会社も非常に困難な時期を迎えているわけですが、私たちの安全安心な空の旅を全力でサポートしてくれているのだと実感しました。

早く国内外問わず、安心して自由に行き来できるようになってほしいものです。

そのためにも、自分が信頼できる企業、魅力的な商品展開をするブランドを応援し続けようと思いました。…しっかり働いてお金貯めよう!という気持ちが高まります。

 

2週間のホテルステイについて

 

私は地方出身者。帰国者は2週間公共交通機関を利用してはいけない、というルールにしたがい、2週間ホテルステイを選びました。

車で送迎を買って出てくれた方もいたのですが実家には高齢者がいるし、先方も忙しそうな様子だったので、ホテルにいました。

 

ホテルステイについては、人それぞれ感じ方が異なります。

体調に不安を抱える人は、食事の管理が大変だったり、思うように外に出られないので不調になりがちです。太陽光をしっかり浴びないと時差ぼけも治りにくい。

妊婦さんのホテルステイは、厳しいかもしれません。

シャンプーや洗剤のにおいがこもりやすい洗面所などは、つわりがなくても大変そう。

 

 

適応能力の高い方は、すぐに慣れて映画を観たり食べたいものを調達してきて楽しんだり、管理された温度の部屋で快適さを感じている様子です。

 

 

ホテルステイ 食事のこと

 

私はロックダウン中のイギリスでの生活があったので、人に会わずに過ごす2週間は、さほど辛いものではありませんでした。

食生活も工夫さえすれば問題なく過ごせました。

脂っこい食事を減らすために、キャベツやキュウリを購入。

スチームクッカーと電子レンジで蒸し野菜にする。

サーモンフレーク、ドライ納豆やしらすの入った「ちょっと高級ふりかけ」は、ドレッシングのように活用。豆腐や野菜にかけました。

干ししいたけや桜エビをインスタント味噌汁に入れて葉酸を補う。

ヨーグルトにバナナ、きなこ、プロテインなどを入れて食べる。

味噌汁、納豆、豆腐、ヨーグルトといった発酵食品を毎日食べる。

 

そんな感じで、食費の負担を軽減しつつ、満足度の高い健康的な食事にありつけた印象があります。

日本は24時間営業のコンビニエンスストアがありますし、スーパーのお惣菜はバリエーションに富んでいるので、お金さえあれば不便は感じないでしょうね。

私は母の作った煮物とか、実家の新鮮な野菜サラダが食べたいとか、自分で味を調整した薄味の料理が食べたいとか、そういう要望はありました。

イギリスでは新鮮な野菜や果物がとっても安かったので、丸かじりしていたのが懐かしくなりました。

 

イギリスは素材そのものの味を楽しむ傾向が強かったので、味付けもオイルや酢、塩コショウを多用していました。

日本は、購入したそのものにすでに味がついていることを実感しました。

日本の良さ、イギリスの良さを食べ物の面でも振り返っています。

 

 

ホテルステイ 衛生用品のこと

 

ホテルにもよりますが、コロナ禍のロングステイ客のために掃除用品を配布してくださるホテルも多いようです。

私が利用したホテルは安価で狭いですが、バス・トイレの洗剤を配布してくださったり、ティッシュやトイレットペーパー、ゴミ袋もふんだんに用意してくれていました。

 

掃除ブラシやスポンジなども用意してくれていましたが、ほかの方と共有したくなかったので、私は以下のように掃除をしていました。

 

・トイレ→使い終わった割りばしを持ち手にして、ティッシュやキッチンペーパーを挟んでブラシ代わりにして掃除。使い古した歯ブラシで便器裏側をこする。

 

・お風呂→キッチンペーパーや、使い終わったウェットティッシュに洗剤をしみこませて浴槽を掃除。

 

 

タオル・寝間着の交換

 

イギリスの安ホテルを使っていたときは、タオル替えに毎回3ポンド(しかも古くて汚いタオル)、自分で洗っても天気が悪くて生乾き…でしたが、日本では毎日タオル交換していただけるのですね。寝間着も歯ブラシもあるし…私を甘やかさないで!って叫びたくなります。ありがたい。

 

 

 

 

スーツケースに入れておくべき便利品

 

ホテルステイは使い捨てのものが多く、ゴミが大量に出ます。

それを減らすためにも、以下のものがあると便利です。

スーツケースに余裕があればぜひ。

 

 

・箸、カトラリー(とくにスプーン)

洗って使えるし、コンビニなどで使い捨てを毎回もらいたくなかったので。

 

・ゴミ袋

日本もエコバック推奨になってきているので手に入りにくいです。

 

・輪ゴム

一度開封したパッケージをとじるのに。

 

・部屋着・長袖の服

安いホテルは冷房調整が難しいので、寒さ対策に長袖の服必須です。

ホテル滞在中に楽に過ごせる部屋着も活躍。

 

・ビーチサンダル

備え付けの簡易スリッパよりも過ごしやすくなります。

 

 

 

帰国時の違和感

 

ちょうど感染が拡大していた8月上旬の帰国だったため、日本のワイドショーではコロナ関連の情報があふれ、私の不安も募りました。

政府は、猛暑なので屋外かつ人通りの少ない場所ではマスクを外すことを推奨していましたが、なかなか実践している人が少なかったり、ソーシャルディスタンスが困難な日本の人口密度に驚いたりしました。

 

やっと最近心穏やかになり、日本の良さとイギリスの良さ、両方をかみしめたり振り返る余裕が出てきました。

 

まだまだあわただしい日々が続きますが、時間に余裕ができたら、日本で読んだイギリス関連の本のことなど書きたいと思います。

 

 

イギリスは来週からまた規制が増えるようですね。

コロナ感染を抑制することも大切ですが、人と会う楽しみが制限されたり

生活における規制が増えることは、心的負担も大きいことと思います。

どうか皆様、心も体も元気に過ごせますように。