イギリスでも、黙っていられません

海外駐在妻の、世界へ向けたひとりごと

ブログ開設のご挨拶

新婚ほやほやでイギリスに来た私は、これまでの価値観を様々な角度からてっくりかえされた。

それは、イギリスという国で異邦人になったからかもしれない。

どんなに親切にしてくれる人であふれていても、心の奥底が伝えられないこのもどかしさを知った。

 

出会った友人たちのお国事情。

イギリスや、いろんな国・地域の価値観を目の当たりにすることで、改めて振り返る日本の価値観。

自分の「日本人らしさ」や、窮屈に感じていた日本のシステム。

環境が変わることで、既成の価値観だと思っていたものがどこから来たのか、もう1度考えるきっかけとなった。

 

 

主人との生活も、一からのスタートだった。

主人とは結婚前に5年間付き合ってきたし、10代のころからの知り合いだった。

しかし同居が始まったのは、なんとイギリスからだった。

イギリスに来て、今まで知らなかったお互いの価値観が一気にあふれてぶつかり合う。あるいはうやむやにすることで、何度もからまってややこしくなり、不具合が起きる。

 

初めての留学で心に余裕のない主人と、初めての海外生活でてんてこまいの私の日常。

「すり合わせ」をしながら、居心地の良い家庭を築いていくことの大変さ。

「暗黙の了解」が存在しない、一から作る夫婦関係。

これらの問題のさなかに次々と思い知らされる、国際的な価値観。

 

 

このブログはイギリスではじまるけれど、きっと世界のあちこちに、日本の家庭の端々に、私と同じようなもやもやを抱える人がいる。

老いも若きも、日本人も外国籍の方も。

 

あなたも、なにかのご縁で私のブログを見つけてくださったのだろう。

一緒に、もやもやの糸をほぐしたり、逆にぐしゃぐしゃにしたりできるようなブログを書いていきたい。

 

2019年5月

 

※2019年11月22日編集